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研究会の趣旨
概念は、私たちに新しい世界を拓いてくれる。
例えば、「セルフケア」という概念を知る前、私たちは患者ができないことを探し、補うことに力を注いでいたかもしれない。しかし、セルフケアという概念を知ることで、患者を「ケアされる存在」としてではなく、自らの生活と健康を高めることができる「生きる主体」と捉え、自らをケアする力を発揮できるように支えるように変わっただろう。このように、概念は看護の見方を変え、実践のあり方を変え、患者の可能性を見出す力となる。
第3回理論看護研究会では「概念分析」に焦点をあてたが、第4回となる今回は、さらに一歩進めて、「概念をつくる」という営みに目を向ける。概念はどのように生まれ、どのように吟味され、看護実践や研究、さらには理論構築へとつながっていくのか。その道筋を、参加者の皆さまとともに考えていきたい。
今回は、Walker & Avantの概念分析として知られる手法を開発し、理論構築を体系化したLorraine O. Walker先生より、「情報革命が拓く概念分析と概念構築」という、まさに今にふさわしい講演タイトルをいただいている。また、「ハレ」「ケ」「ケガレ」という独自の概念を構築された波平恵美子先生には、そのご経験をもとに、概念構築の具体的な手順をご紹介いただく。いずれも、概念を「生み出す」ことの知的な面白さと、研究として形にしていく過程に触れられる、貴重な機会となるだろう。さらにお昼の会長講演では、皆さまにぜひ取組んでいただきたい状況特定理論構築について、その主要概念の構築方法をご紹介する。
前回同様に、一般演題では、理論を「つくる・つかう・つたえる」というテーマのもと、多様な発表を募集する。また、理論的基盤を研究に活かす、看護実践を言葉にする、概念分析などに関する交流集会も準備している。
実践を可視化したい方、研究の視点を深めたい方、理論に興味がある方、そして理論構築に挑戦したい方など、多くの方のご発表・ご参加を心よりお待ちしている。
開催概要
| 学会名称 | 第4回 理論看護研究会 |
|---|---|
| テーマ | 「つくる・つかう・つたえる」-ケアを拓く概念の構築ー |
| 主催 | 理論看護研究会 |
| 会期 | 2027年3月6日(土)9時~17時 |
| 会場 | 兵庫県立大学 明石看護キャンパス |
| 演題登録期間 | 2026年9月1日~10月31日 |
| 参加費 | 一般 7,000円 / 学生(大学院生含む)5,000円 / アーカイブ視聴のみ 5,000円 |
| 会長 | 坂下 玲子(理論看護研究会世話人代表・兵庫県立大学) |
| 協賛 | 兵庫県立大学 CNAS看護実践支援センター |
| 企画運営委員 | 池原 弘展 (敦賀市立看護大学)小野 博史(兵庫県立大学)鈴木 みゆき(兵庫医科大学)竹原 歩(加古川中央市民病院)田村 康子(兵庫医科大学) 濵上 亜希子(兵庫県立大学)藤井 加那子(兵庫医科大学)本田 真也(兵庫県立大学)本田 順子(兵庫県立大学)松尾 和枝(福岡看護大学) 山下 裕紀(関西医科大学)(50音順) |
「情報革命が拓く概念分析と概念構築」
Lorraine O. Walker 氏
波平恵美子 氏
坂下玲子 氏
セッションA:「つたえる」看護実践の言語化
セッションB:「つかう」理論を活用した実践や研究
セッションC:「つくる」概念や理論の構築
看護実践の言語化・概念構築・研究における理論活用について企画中です
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お問い合わせ
第4回 理論看護研究会 運営事務局
〒673-8588 兵庫県明石市北王子13-71
連絡先:theoretical.ns@gmail.com
理論看護研究会:https://theoretical-ns.umin.jp/